アウトキャスツ・バグレポート

　内容紹介　

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アウトキャスツ・バグレポート

　
　世界はバグで満ちている。
　世界の理（ことわり）からはみ出した者達の、世界を巡る異能バトル。
　昔から体が弱くて、親戚のもとをたらい回しにされてきた主人公・守代刻羽が戦いに巻き込まれる。
　守代が暮らすことになった寮、カエル荘には究極の魔女が住んでいた。
　彼女は自称・プログラマー。世の中にはびこるバグをデバッグし、あるべき世界の姿を人知れず保っているのだ。
　しかし次々と現れる強力なバグ。
　さらには謎の組織、「伽藍方式」の戦闘員も現れて。
　次々と現れるはみだし者達。そして繰り広げられるデバッグ対決。最強のプログラミング能力を持つ者とは。
　そして世界の秩序は保たれるのか。



〜登場人物紹介〜

【主人公】
守代刻羽（かみしろときわ）
　拒絶体質。彼は小さい頃からずっと世界から拒絶されて生きてきた。カエル荘では幸せを掴むことができるのだろうか。

【究極の魔女】
天之廻（あまのね）リンネ
　その強さを数値で測ることすらおこがましい、比類なき存在。銀髪で絶世の美女。カエル荘の長。

【魔女の妹】
天之廻巡了（あまのねめぐり）
　リンネの妹だが、あまりに凄い姉だから存在感が薄い。でも気にしてない。だってお姉ちゃんが大好きだから。

【カエル荘住人】
市川右近（いちかわうこん）
　守代の一つ上の先輩。ペラペラ喋る。

【カエル荘住人】
澤木折花（さわきおりか）
　右近と同学年。頼れる姉御肌。

【新入生】
鳳明里（おおとりあかり）
　守代と同じくカエル荘に新たにやってきた新1年生。おどおどしてる眼鏡っ娘。

【伽藍方式】
　春日井氷河（かすがいひょうが）、伊良子相馬（いらこそうま）、沢渡衣（さわたりころも）

【異物（マザリモノ）】
ヒドゥイヤロ
　影を操るプログラミング能力を持つ、この世界からはみ出た存在。一見するとフードを被った普通の若者に見える。

【異物（マザリモノ）】
ハガクレ・チェバスサン
　一見するとただの老紳士。だけどそのプログラミング能力はとんでもないものだった。



《あとがき》
　世界は一見完璧に見えるけど、実は継ぎ接ぎだらけで理不尽に満ちている。分からないことだらけでおかしいことだらけだ。
　それを形にしたのが今回の作品です。世界はグラグラで不安定なんだよってことです。実は知らないだけど、この世界には異能力とかで溢れているかもしれません。
　それをリンネのような女の子が頑張って世界を安定に保っているのかもしれないです。
　そんな話です。