コミケ探偵事件録
内容紹介
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コミケ探偵事件録
高校生の少年少女が、夏コミで起こった事件を解決しようと頑張る推理もの。
ある夏の日、コミックマーケット準備会に犯罪予告状が届く。
事件の担当となった刑事はいとこの妹であり、自称・超名探偵の千囃子伊乃(せんばやしいの)に事件について語った。
その気になった伊乃は、幼なじみの御堂鷹弥(みどうたかや)に一緒にコミケに行って欲しいと頼んだ。
知識はあるけど行ったことない鷹弥は漫研部や創作部の人達に協力を仰いでコミックマーケットに乗り込む。
そしてコミックマーケットで待ち受ける怪事件とは。果たしてコミケ至上最悪祭大の事件は起こるのか。犯人の正体は。
超探偵とその秘書は事件を解決することができるのだろうか。
〜登場人物紹介〜
【主人公】
御堂鷹弥(みどうたかや)
伊乃とは幼なじみ。伊乃の妹が行方不明になってから、鷹弥は伊乃の傍にいつもいようと決めた。
【自称・超探偵】
千囃子伊乃(せんばやしいの)
全ては失踪した妹を見つけ出すために探偵となった。謎とあらば何でも食らいつく超探偵。いとこに刑事がいるというコネを活かしてコミケ事件のことを知った。
【刑事】
服部宗二(はっとりそうじ)
伊乃のいとこの兄。伊乃が大好き。でも伊乃と仲良しの鷹弥は大嫌い。コミケ事件の指揮担当。
【漫研部部長】
仁江川八重子(にえかわやえこ)
コミケにサークル参加する。鷹弥からコミケ事件の事を聞いて調査に協力。
【暗黒創作会会長】
安藤虎兎(あんどうとらう)
反骨精神いっぱいの中二病の男。コミケにサークル参加するが、暗黒創作会が何をするサークルなのかよく分からない。
【暗黒創作会会員】
ヤス子
誰からも本名で呼んで貰えない残念な子。眼鏡が特徴的。安藤の下僕?
【ベテランコミケスタッフ】
太田太(おおたふとし)
デブのコミケスタッフ。生粋のオタク。最近のマイブームは男の娘。
《あとがき》
コミケです。コミケが好きで私の創作原動力というか初期衝動の一つとなっているくらいの存在です。
思えばはじめてコミケに行ったとき、私はその巨大さと熱気にトリップしてしまいました。
きっとあの時から私は未だに夢を見続けているのかもしれません。
あの時感じた創作欲。私を突き動かすエネルギー。
いつか私の作品で多くの人をトリップさせられることが私の望みです。そう、あの時の私のように。
私は初めて行ったコミケを忘れないでしょう。
……というわけで。一度コミケを題材に小説を書いてみたかったのです。それがこの作品です。